脱洗脳リフレーミング
脱洗脳リフレーミングは、社会や家庭、文化によって刷り込まれたネガティブな「物事の見方・捉え方・意味づけ」から自由になるための方法です。
私達は以下のような社会、家庭、文化からの影響を受け、いつの間にか「自分の考え」だと信じ込んでしまいます。
- 社会(例.学校、会社、メディア など)
- 家庭(例.親、兄弟、親戚 など)
- 文化(例.国民性、宗教観、伝統、地域性 など)
その結果、ネガティブな刷り込みにより人生で苦しみ続けてしまいます。
※人により刷り込まれるかどうか、どんな内容が刷り込まれるかは変わります。
種別 | 刷り込みの例 | 刷り込みの影響 |
---|---|---|
社会 | 上司から「お前は替えがきく存在」として扱われていた | 私には価値がない」「いてもいなくても同じ」と自分を低く見るようになる |
先輩から「お前って能力はないからな」と言われた | 「私は能力がない」と自信を失う | |
家庭 | 父から「お前は頭が悪い」と言われ続けた | 私は愛されていない、頭も弱いんだと思い込む |
母が「うちは貧乏で生活保護を受けている」と言われ続けた | 自分は貧乏人だという意識が根付く | |
文化 | 男は強くなければいけない。弱さを見せてはいけないという教え | 自分の感情に蓋をして苦しむ。本当の自分に対して鈍感になる |
いい大学に入って、いい会社に勤めるのが幸せという社会的価値観 | 幸せの定義を固定され、別の可能性に目を向けられなくなる |
しかし、こうした「物事の見方・捉え方・意味づけ」を取り外すことで、今までと違う視点を手にすることができます。
それが脱洗脳リフレーミングです。
- この考えは本当に自分のものか?と揺さぶりをかける?
- 誰から影響を受けているかに意識を向ける
- 社会、家庭、文化からの影響に疑いを持つ
- 国、家庭、学校、会社、部活、所属コミュニティ、見ていた本・漫画・アニメなどの影響は強い
- 子供時代の影響は大きい
- 大人になっても影響される
未来のあなたは「刷り込みによる不要な物事の見方・捉え方・意味づけ」から解放されているはずです。
脱洗脳リフレーミングのやり方
脱洗脳リフレーミングのやり方は、以下のような問いかけを使って行います。
- この考え方を最初に教わったのはいつ・どこで・誰からですか?
- もし教えてくれた人が間違っていたら、この考えはどうなりますか?
- この考え方は、誰かの都合によるものではありませんか?
- この考えを持ち続けることで、誰が得をしているでしょうか?
- この考えを教えてくれた人は、どんな意図で伝えたのでしょうか?
- この考えは「本当に自分が選んだ考え」ですか?それとも「選ばされた考え」でしょうか?
- この考えを信じているとき、あなたは自由ですか?それとも他人の声に縛られていますか?
↓
(外部からの刷り込みが影響していた事に気づいたうえで)
- この考え方はあなたにとって必要ですか?
- この考え方を持つことに対して、未来のあなたは何と言いますか?
- この考えに対して、今どう思いますか?
- 問題だと思っていたことは、今どのように見えますか?
脱洗脳リフレーミングの例
リフレーミング前 | リフレーミング後 |
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私には価値がない | ・親の言葉は劣等感やストレスをぶつけていただけ ・環境によって「自分には価値がない」と思い込まされた ↓ ・自分の価値は自分で作っていこう、すでにある価値を活かしていこう |
自信がない | ・自信を失った一言は「上司の都合」でしかなかった ・「自分はダメなヤツ」という思い込みは、先生の考えを受け入れた結果だった ↓ ・「私はダメな奴でも、できない人間でもない」ので、どんどん前に進んでいこう |
どうせ無理 | ・先輩の「どうせ無理」という言葉・態度は、私を押さえつけるための言葉だった ・組織の空気に飲まれて無理だと思っていた ↓ ・未来のゴールに向けて前に進んでいこう |
さっそく、あなたがリフレーミングしたい言葉を試してみましょう。
刷り込みだったと気づき、「それはもういらない」と思った時、「新しい自分」「今よりちょっと良い自分」「理想の自分」へ出会いやすくなります。
そして──あなたならできる!